31.8.12


DANIEL ANDRESEN 2012-13AW COLLECTION

ダニエル・アンドレセンの秋冬の新作は、ベースワークとするニットのストーリーを更に進化させ、着易さを与えながら、そこに繊細で且つ大胆な仕事を施した。完全にオリジナルの手法により製作されたニット編みのスタンドアップカラーブルゾンは、斜めに配置されたジッパーにより、実用性を高め、アームの内側にアッタッチされたゲージの異なるエラスタンにより、フィッティングをスポイルさせずにバランスを保持した。また、内側が振らし仕様のアイテムは、その着用のしかたでボリュームの遊びができる所が魅力的である。その他、ホースヘアーのクロージャー使いのアイテムや、スカーフと同じ組織のニットカーディガン等、クリーンでありながらそこに”洗練”を基本としてつくられたコレクションは大人の秋の装いを楽しませてくれることは間違いなし。

Lift story on scoute


Lift story published on scoute in the past.以前掲載された、リフト物語です。 記事を見る(ここから)→

30.8.12

27.8.12

進化の法則


進化の法則

進化を考える。進化の定義は、生物の性質が世代を経るにつれて変化する現象である。即ち、生活環境の変化に伴う性質変化であり、それは生命を維持持続させて行く為の必然なのである。 私達の生活環境を考える。オゾン層の破壊や、温暖化、環境汚染など人体に影響を促す環境の変化は今や日常茶飯事。そういった環境変化の中、私達が直接身に付ける衣服にも進化が必要なのではないであろうか。勿論それらが100%保護の為に製作されたものであるとは言えないが、着易さや、軽さといった快適要素以外にも、美学を持ち合わせている服。そういったものが今とても魅力的な気がする。

進化に関する他の記事→

24.8.12

MUNOZ VRANDECIC " こどもの落とし物?”


MUNOZ VRANDECIC " こどもの落とし物?”

MUNOZ VRANDECICの最新作のシューズは写真で見る限りでは、遠近感からか子供の靴なのか、大人の靴なのか判断が難しい。それもそのはず。この靴はもともと子供が履く為につくられた靴を、大人用に完全にリサイズしたからである。張り出したコバと丸いトゥーがとても斬新。タイムレスなルックで時間のフィールドに迷い込んでしまうかも。ご用心あれ。

取り扱い店:リフト・エタージュ 03-3780-0163 etage@lift-net.co.jp/ 商品情報のリンクはこちらから→

23.8.12

CAROL CHRISTIAN POELL " SQUARTTER "

CAROL CHRISTIAN POELL " SQUARTTER " OPENING AUG,2012 AT LIFT ETAGE

現在代官山のリフト・エタージュにてキャロル・クリスチャン・ポエル氏による” SQUARTTER " という題名の個展が 行われている。これは以前にミラノサローネの期間中、ゲリラ的に開催された氏による個展を東京向けにアレンジしたものである。静と動が空間にあたえる影響、無機質の中に見出される有機質。物質のもつエネルギーは静という一見時間が停止して見える世界に、あらたな挙動を生み出す。T.Vスタティックの奏でる電子音はエネルギーの象徴。キャロル・クリスチャン・ポエル氏の視点は常にその時間の中に定義を見出す。 text & photo by masahiro tsunoda © 2012,AUG

個展の案内はこちらから→

22.8.12

STEPHAN SCHNEIDER 2012-13 AW COLLECTION ステファン・シュナイダーの最新作は絨毯のテキスタイルとそこに佇む時間を彷彿させる。絨毯は、今現代までの時間の中テキスタイルとしてもっとも古いものとされている。フロイトはこの絨毯を食卓のテーブルの上に置き使用していたと言われている。最初にこの絨毯というものが誕生してからどの位の時が流れているのであろう。しかし今の時代のシーンの中でも欠かせない存在であり、日常のシーンの中にすっかりとけ込んでいる。ステファン・シュナイダーはテキスタイルの持つあるいは放つメッセージを、その空気感とともにコレクションの中に織り込んで発表した。本物は時間の経過、風化を感じさせない。そこには一時の時間の流れの中で風化してしまう”流行”をともなった現代のファッションシーンに対してのアンテーゼさえ感じる。

Stephan Schneider " AFTERNOON TEA "


STEPHAN SCHNEIDER " AFTTRNOON TEA "

約7年ぶりのステファン・シュナイダー氏の来日。これはある日突然、本人からの一通のメールにより伝えられた。その来日を祝し、何かお客様を交えた特別な事を時間を共有できないであろうか?考えた結果、氏と話しながら”afternoon tea " を開催することとなった。午後の一時をとてもリラックスした形で、新作を見ながら、氏がベルギーから持ち込んだお菓子と、コーヒーや紅茶、果物などを共に楽しむ。プレゼンテーションとかではなく、あくまでも自然体。それがとてもステファン・シュナイダーらしい。人を尊重しながらゆっくりと、わかり易く、来場者に新作の説明を施す。それは古い友人と語らうような、やさしく人間らしいコミュニケーションのしたかである。時間はあっというまに経過した。今回は文化服装の生徒さんにボランティアとして参加してもらい、お客様へのもてなしを、お手伝いしてもらった。この場を借りてお礼を言いたい。

"Afternoon Tea "インタビュー記事その1

"Afternoon Tea "インタビュー記事その2

21.8.12


PIPALUKU LAKE art work viewing at Lift etage デーニッシュのアーティストであるピパルク・レイクの作品が現在リフト・エタージュにて展示されています。ガラスという素材を使い分けて、そこに自己を表現する。また光や見る角度によって微妙に変化するその表情は、繊細さとダイナミックさが生み出すハーモニーにより、そこに世界観を生み出す。 photo / text © Masahiro Tsunoda 2012 August.

18.8.12

TV statics

statics from lift blog on Vimeo.

Statics 静力学的視野の解放 静力学とは物理学の一分野で、静的状態にある、即ち時間によってその相対的な位置が変化しない状態の時に掛かる力やトルクの研究をさす。わかり易くいうと、一見静止しているように見えるが、時間の流れの相違や色々な要素で実は 動いているという事である。例えばブラックホールに飲み込まれて行く物質は凄まじいエネルギーの流れにより、飲み込まれて行くが、その内部に入った瞬間にまるで静止しているように見えるのである。時間の流れや、そういった要素が異次元を生み出す。今回のオープニングのムービーはスタティックスを使用した。

さとうかよ|デリケートな甘皮

さとうかよ|デリケートな甘皮 opening 28th of July リフトエクリュ店にて7月28日よりさとうかよのデリケートな甘皮と題された個展が開催されています。縫いぐるみを素材として使用し、そこに独自の世界観を作り出す。表層と内側の世界。個の本質を独自のタッチで引き出す。是非この世界観を体感して下さい。 go to see information